【西尾店】エメラルドの魅力について

こんにちは、ジュエリー伊藤西尾店です！！
本日のブログでは、「エメラルド」についてです！

エメラルドはその名前こそ有名ではありますが、どんな宝石であるかを皆様ご存じでしょうか？
知ればその魅力がUPすること間違いなしです！

エメラルドについて

エメラルドは五月の誕生石！そして世界四大宝石の一つにも選ばれているエメラルド。
主に原産地として、ブラジル、コロンビア、パキスタン、シベリア、ザンビア、ジンバブエなどで採取されます！
エメラルドを身につけると、知恵と成長と忍耐力が得られると信じられています。
なので愛情を長続きさせるために必要なパワーを秘めている石でもあるのです！

エメラルドはベリルの一種の鉱物です。

ベリルとはアクアマリンやモルガナイトなどと実は同じ鉱物です。
これは色によって名称が違います。
グリーンはエメラルド、エメラルドは主に、クロムとバナジウムによりグリーンを発色すると考えられていますが、実は鉄の含有もあるそうです。
ブルーはアクアマリン、
イエローはイエローベリル、
イエローグリーンはヘリオドール、
ゴールドはゴールデンベリル、
ピンクはモルガナイト、
レッドはレッドベリル、
そしてカラーレスはゴーシェナイトとそれぞれ呼ばれています。

天然の証
他のベリルとは異なり、エメラルドにはインクルージョン（内包物）や小さなひびがあることがほとんどなのです。
グリーンの発色原因であるクロムやバナジウムと言う不純物が入った際の結晶時に無理が生じるために、インクリュージョンを多く発生させてしまうのが原因とされています。
アクアマリンにはインクリュージョンがあまり見られないのはそう言った原因が有るのです。

内包物やひびは、フランス語で「庭」という意味の「ジャルダン」と呼ばれ、ジェムストーンによっては欠点とみなされることもあります。しかし、エメラルドに限ってはこれは個性の一部と考えられ、「天然のジェムストーン」の証明とされることもあります。

エメラルドは一般的にインクルージョンや内部にキズがあるものが多く、「大粒の結晶になりにくい」という特徴もあります。
そのため、比較的大粒で透明感の高いエメラルドには非常に高い価値が付けられます。

含浸処理
エメラルド自体は内部には特徴的な液体インクルージョンが入っており、研磨をすると液体が流れ出てしまいます。
そうすると傷が目立つようになってしまうため、オイルを含浸させてその隙間を埋め、美しさを保つ工夫をする必要があるのです。
そう聞くと、ほとんどのエメラルドがこのような処理がなされているかのように聞こえるかもしれませんが、
これはエメラルドの美しさを保つためには必要な処理と言えます。まさにお化粧です。

インクルージョンを目立たなくして透明度を上げるためにオイルや樹脂を注入します。エメラルドの屈折率とオイルや樹脂が近いからです。
また、表面を改善するために、ワックス加工という表面への含浸処理もあります。

エメラルドの扱い方
エメラルドは比較的硬く耐久性もありますが、大きな衝撃は禁物です。
エメラルドの中に先ほどお話した「ジャルダン」があるために比較的壊れやすくなっているからです。
「エメラルド・カット」というものは、カッティングする際に受ける「圧力」からこのジェムストーンを守るために考案されたカットなのです。

また、エメラルドはオイルや樹脂の含浸処理がされているものが大半の為、洗剤での洗浄は絶対にしてはいけません。
内包物に浸したオイルが溶ける原因となります。手を洗うときや料理の際などはエメラルドリングを外してください。
そして乾燥する場所に保管しない。内包物に浸したオイルが蒸発する原因となります。暖房の風や照明が当たる場所などは避けて保管。

色について
エメラルドは色が深ければ深いほど価値があるとされてきてます。
色が薄いエメラルドは「グリーンベリル」と呼ばれることがあります。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
エメラルドは繊細でありながらも、その美しさは見た者を魅了します。
絶世の美女と謳われる古代エジプトの女王クレオパトラもエメラルドを愛用していたことは有名ですね。
また、豆知識ですが、粉末にしたエメラルドをアイシャドウにして化粧にも使用する方法もあるのです。
歴史上の伝説や逸話も多く残っており、古くから人々を惹きつける神秘的な宝石として人気があります。
「幸福」「結婚」などの意味を持つと言われ、愛情を長続きさせるために必要なパワーを秘めている石なので、
ペアにされるといいアイテムです！
是非その美しさを店頭にてご確認くださいね！